top of page
  • 朝野裕一

生活のプロになるために:その3〜現状を知ろう③

運動能力の要素の一つであるバランス能力のことについても現状

(現在地)を知っておいたほうがいいでしょう。

とは言っても・・・どうやって知ることができるのでしょう。

その前に、

バランス能力と言っても二通りあることを、確認しておきましょう。

一つは、静的なバランス能力(静的安定性)。

ある一定の姿勢・肢位を安定して保つことのできる能力です。

片足立ちテストなどが代表的なものです。

何も触らずに片足で立った時どのくらいの時間それを保持できるか?

これには色々な派生テストがあり、何かに掴まって行う場合や、

目を開けて行う・目を閉じて行うなどのやり方がります。

また個人的には、単なる片足立ちでいる時間だけではなく、

明らかに身体が揺れてしまっていると、必ずしも安定しているとは

言えないかもしれないので(修復作業ができるという意味では、片足で

立ってられない場合よりは能力は上と考えられますが)、

上体の揺れが少ない時間が全体のどれくらいの割合かなども評価できれ

ばより確かなものになるような気がします。

もう一つのバランス能力が、動的バランス能力(動的安定性)です。

これは動いている時(何らか動作遂行中)の安定を保つ能力です。

一直線上を歩く=継ぎ足歩行(タンデム歩行テスト)や、両足で立って

片手がどこまで前に届くか(Functional Reach Test;ファンクショナル

・リーチ・テスト)とか、椅子に座ってそこから立って、3m先の別の

椅子のところまで移動し、その椅子に再び座るまでの時間を測ったり

(Timed Up & Go Test)、色々なテストがあります

(参照:)。

何れにしても、どの程度のバランス能力があるか知っておくと、何かに

つまずいたり、階段を降りる際にバランスを崩したり、何かを跨ぐはず

が引っかかったり、砂利道や坂道・砂浜など不安定になりやすい地面で

歩きづらかったりなどを防ぐ目安になるかもしれませんので。

次回は、目的地を作ろう!です。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

閲覧数:8回0件のコメント
bottom of page